私が愛用しているのは食物繊維と言っても、サツマイモやレタスなどではなく、「難消化性デキストリン」という白い粉状の食物繊維です。
トウモロコシなどのでんぷんから作られ、ほぼ無味無臭です。
私はこの粉をコーヒー、お茶などの飲み物に入れたり、ご飯を炊く時にお米、お水をセットした後にササっと振りかけています。
難消化性デキストリンは、「トクホ」のお茶に入っている成分として知られていますね。
数年前にテレビでトクホのお茶を買うよりも、ペットボトルのお茶に自分でこの難消化性デキストリンを入れた方が安上がりということを見て以来、ずっと使い続けています。
難消化性デキストリンについて見ていきましょう。
難消化性デキストリンの特徴・メリット
水溶性食物繊維
「難消化性デキストリン」は水溶性食物繊維です。
食物繊維には「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」があります。
それぞれの特徴はこちら
水溶性食物繊維の特徴
- 水に溶けやすい
- ネバネバしているタイプとサラサラしているタイプの2種類
- 胃腸の中をゆっくりと移動する
- 腸内の水分を吸収して便を柔らかくする
- 血糖値の上昇を抑制
- 余分な脂質を吸着し、吸収されなかった脂質は便と共に排出する
不溶性食物繊維の特徴
- 水に溶けにくい
- 糸状でザラザラしている
- 胃腸で水分を吸収して膨らみ、便のかさを増して腸のぜん動運動を活発にして便通を促す
それぞれに特徴があり、どちらも人に欠かせない食物繊維ですね。
どちらも野菜や海藻などに自然に含まれていますが、水溶性食物繊維の方が圧倒的に含まれる量が少ないんです。
しかし、「不溶性食物繊維と水溶性食物繊維とを、2対1の割合で摂取するのがよい」とされており、水溶性食物繊維は不足しがちになります。
整腸作用がある
水溶性食物繊維は「腸内の水分を吸収して便を柔らかくする 」という特徴があることは既に説明しました。
実際に私は長年便秘がちでしたが、「難消化性デキストリン」を摂るようになってからは、自分が便秘がちだったことを忘れるほどに便通が改善しました。
これは家族も同様の効果を感じているそうです。
血糖値、脂質の急激な吸収を抑制する
これも「水溶性食物繊維」の特徴です。
トクホのお茶に「難消化性デキストリン」が使われるのは、こういう特徴からなのでしょう。
血糖値に関しては普段計っていないので効果は不明ですが、1年間で10㎏ほど体重が減り、その後適正体重をキープしているので、脂質が体内に吸収されるのを抑制するという効果はあると実感しています。
難消化性デキストリンのデメリット
では、難消化性デキストリンにデメリットはないのか調べてみました。
お腹がゆるくなる
「食物繊維なので体に良さそう、便秘を改善したい」との理由で摂りすぎてしまうことがあるようです。
また、摂りすぎてしまうことの理由に「知らず知らずのうちに」ということもあるようです。
最近この「難消化性デキストリン」を含んだお菓子が出ています。
「脂肪や糖の吸収を抑える」ことを謳った機能性のあるお菓子に多いですね。
そういったお菓子を食べた上に、トクホのお茶を飲んだり、「難消化性デキストリン」入りの飲み物を飲むと、食物繊維の摂りすぎでお腹がゆるくなってしまうのです。
何ごとにも適量がありますので、1日トータルの摂取量を気を付けるようにしましょう。
まとめ
今のところ、私にとって「難消化性デキストリン」はメリットの大きい食材ということで、毎日欠かせないものになっています。
ただし、個人差がありますので、自分の体調や、基礎疾患がある方は主治医と相談しながら少しずつ生活に取り入れていってみてください。
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